「日本で最初にチョッパーをやったのは、
いかりや長介という“伝説”がある」
「“いかりや奏法”というベース奏法が存在するらしい」
ザ・ドリフターズは、元はバンドなのですが(ビートルズ来日の際に前座をつとめたのは有名な話です)、食べるためにコメディバンドをやるにつれ、いつの間にかコメディアンが本業になってしまいました。いかりやさんは、実は「ベーシスト」で、ベーシストである私は、そういう意味でもいかりやさんを尊敬しておりました。いかりやさんが2001年に出された自伝「だめだこりゃ(新潮社刊 2001年)」には「日本で最初にフェンダージャズベースを手にした男」と自分では思っていると書かれています。私自身、いかりやさんのベースを演奏する姿を見たのは、この本を出される頃に放映されていた「キリンラガービール」のCMの中が最初で最後だと思います。「だめだこりゃ」を最初に手にしたとき、これは買わねば!と思ったきっかけは、裏表紙にその演奏していたときの写真があったからです。あのCMに出演されていたときのいかりやさんは、ロンカータばりのすばらしいベーシストに見えました(あの演奏は、おそらくいかりやさん自身が本当に演奏されているのだと思います)。ザ・ドリフターズとしては、映画や全員集合で歌ったりしており、現在でもCDがいくつか発売されています。
※上記記事は「GEM!'s HomePage」から転記掲載させていただきました。 |