ニューヨーク生まれ。アメリカ合衆国のジャズ・サックス奏者。
7歳の頃、ルイ・ジョーダンのレコードを聴いてサックスに興味を持つ。9歳でピアノを、11歳でアルト・サックスを学び、高校時代にテナー・サックスに転向。この頃、ジャッキー・マクリーンやケニー・ドリューと一緒にバンドを組んでいた。また、大御所サックス奏者のコールマン・ホーキンスが近所に住んでおり、サインを貰うためにホーキンスの自宅に押しかけたこともあったという。
その後本格的にプロの道に進み、1949年にレコーディングを初経験。同年、J・J・ジョンソンのレコーディングに参加し、初の自作曲「Audobon」を提供。更にバド・パウエルと共演。
ハード・バップの代表的奏者であり、ジョン・コルトレーンと並ぶジャズ・サックスの巨人と讃えられる。歌心溢れるアドリブや、聞く者をリラックスさせる演奏は、長年にわたり変わることがなく、それが今も多くのファンに支持されている。
野球選手のドン・ニューカムに顔が似ていることを、しばしばネタにされていた。マイルス・デイヴィスによれば、ロリンズと一緒にタクシーに乗った時、運転手がロリンズを本物のニューカムと間違えたとのこと。ロリンズは1957年、ニューカムに捧げたアルバム『ニュークス・タイム』を制作している。
禅やヨガといった東洋哲学にも造詣が深い。1968年の日本ツアー中、横浜市の總持寺に立ち寄ったこともある。また、2005年のインタビューでは、「ヨガは今でもやっている」と発言し、サックスを吹くための呼吸法にヨガを取り入れていることを語った。
公式サイト http://www.sonnyrollins.com/
(上記紹介記事はWikipediaより一部転記掲載させていただきました。) |